安倍さんへの追悼 「インドは国として9日は喪に服す」(インド モディ首相)
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親愛なる友人、安倍さん ~インド首相モディ
今年5月に日本訪問の際、日印協会の会長となられたばかりの安倍元総理にお会いする機会がありました。いつもように元気いっぱい、艶かしい、機智に富んだ安倍氏でした。印日協力をどうやってもっと強化できるか、改革的なアイデアをお持ちでした。お別れのときこれが最後の面会になるとはまったく想像にもありませんでした。
安倍氏がインド国民をご自分の心を開いて抱き寄せてくれたことと同じように、インド国民がその仲間一人として安倍氏の逝去を悼んでいます。
安倍氏がもっとも好きだったこと、人々にひらめきを与えている最中に逝去されました。お命が途中で悲惨的に短くなったかもしれませんが、安倍氏のレガシーがいつまでも続きます。
インド国民を代表しまして、そして私が個人として、日本国民、特に安倍昭恵様とご家族に対し心からの哀悼の意を表します。オーム・シャンティー。
(令和4年7月9日 インド首相モディ)
https://www.narendramodi.in/shinzo-abe-563057
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安倍元総理の死を受けて、インドのモディ首相は「国として9日、喪に服す」と言った。
以前、昭和天皇が崩御された時、日本国民の喪は2日間だったが、インドでは3日間、喪に服した。
いかにインドが国として日本に敬意を表しているかがわかる。
平成19年、第一次安倍内閣の訪印の時に、安倍総理(当時)がインドの国会で演説した。
この時の内容をマスコミは取り上げなかったので書いておく。
「私の祖父・岸信介は、今からちょうど50年前、日本の総理大臣として初めて貴国を訪問しました。
時のネルー首相は数万の民衆を集めた野外集会に岸を連れ出し、『この人が自分の尊敬する国日本から来た首相である』と力強い紹介をしたのだと、私は祖父の膝下、聞かされました。敗戦国の指導者として、よほど嬉しかったに違いありません。
また岸は、日本政府として戦後最初のODAを実施した首相です。まだ貧しかった日本は名誉にかけてもODAを出したいと考えました。この時、それを受けてくれた国が、貴国、インドでありました。このことも、祖父は忘れておりませんでした。
私は皆様が、日本に原爆が落とされた日、必ず決まって祈りを捧げてくれていることを知っています。それから皆様は、代を継いで、今まで四頭の象を日本の子供達にお贈りくださっています。
ネルー首相がくださったのは、お嬢さんの名前をつけた「インディラ」という名前の象でした。その後合計三頭の象を、インド政府は日本の動物園に寄付してくださるのですが、それぞれの名前はどれも忘れがたいものです。
『アーシャ(希望)』、『ダヤー(慈愛)』、そして『スーリヤ(太陽)』というのです。
最後のスーリヤがやって来たのは、2001年の5月でした。日本が不況から脱しようと、もがき苦しんでいるその最中、日本の『陽はまた上る』と言ってくれたのです。これらすべてに対し、私は日本国民になり代わり、お礼を申し上げます」
この時、インドの国会議員全員が起立して、大きな拍手でこの演説に応えてくれた。
この後、安倍総理はカルカッタ市内の「チャンドラ・ボース記念館」に行った。
来訪に歓迎を受ける中、安倍総理(当時)は「イギリス統治からの独立運動を主導したボース氏の強い意志に、多くの日本人が深く感動している」と言った。
するとボース将軍の姪クリシュナ・ボースさんはこう言った。
「日本の人々がボースの活躍を覚えていてくれるのなら、私達もボースが英国の植民地支配に抵抗するためにインド国民軍を組織したことを支援してくれたのが日本であったことを忘れない」。
こういう会話は戦後の自虐史観ではなく、歴史を正しく知っているからできる。
そのチャンドラ・ボースが、昭和18年に来日して日比谷公会堂で演説したことを最後に書いておく。
「約40年前、私がようやく小学校に通い始めた頃、アジア民族である日本が巨大な白人帝国ロシアと戦って大敗させた。このニュースがインド全土に伝わると興奮の波がインド全土を覆った。
インドのいたるところで旅順攻撃や奉天開戦や日本海海戦の勇壮な話によって湧き立った。
インドの子供達は東郷元帥や乃木大将を慕った。親達が競って元帥や大将の写真を手に入れようとしてもそれが出来ず、その代わりに市場から日本製の品物を買ってきて『アジアの希望の光』のシンボルとして家に飾った。
その間インドの革命家達はどうして日本が白人の超大国を打ち破ることが出来たのか学ぶために日本を訪れた。
この度、日本はインドの仇敵イギリスに宣戦した。日本は我々インド人に対して独立のための千載一遇の機会を与えてくれた。我々はそれを自覚し心から感謝している。一度この機会を逃せば今後100年以上に渡って訪れることはないだろう。勝利は我々のものであり、インドが念願の独立を果たすことを確信している」
安倍さんの遺志を継ぐ政治家がいないと、安倍さんが築き上げてきた友好国との信頼関係を失う。
これは岸田首相では出来ないと思う…
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Source: 日本人よ誇りを持とう
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