「記述式」中止の本質はこれだった!
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共通テ、国語・数学記述式見送り 採点ミス懸念克服できず
2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、萩生田光一文部科学相は17日の閣議後記者会見で、国語と数学への記述式問題導入を見送ると発表した。
民間企業が担う採点でミスが起きる懸念や、受験生による自己採点の精度が低くなるといった課題への抜本的解決策を見いだせなかったと説明。「受験生の不安を払拭し、安心して受験できる体制を早急に整えることは困難だと判断した」と述べた。
共通テストを巡っては既に英語民間検定試験の導入見送りが決まっている。
現行のマークシート式の大学入試センター試験と大きく異なる二つの目玉が消えることで、大学入試改革そのものの意義が問われそうだ。
(令和元年12月19日 共同通信)
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「虎ノ門ニュース」(令和元年12月19日)で、この問題の”本質”が語られた。
有本香:「この共同通信には『二つの目玉が消える』とあるが、国・数の記述式導入と英語民間検定試験導入は、これは悪い意味での目玉ですから立ち止まって大正解なんです。これ野党側は萩生田文科相の責任を追及しようとして喜んでいるが“本質”は追求しない。自民党内からも二つの目玉を見送ることに文句が出ているが、萩生田文科相はギリギリのところでグッドジョブだと思う。
共通テストには大きな問題があって、元々一次試験をマークシートにした意味は、学力の目安を受験生も学校側も把握することが出来る。マークシートは機械でやるので採点期間が短かく、受験生は自己採点できて、それによって行く大学を変更できる。
国立大学は一次試験を通ってきた受験生に独自の記述式試験を行っていた。しかし当時の文部省が共通一次試験をセンター試験に名前を変えて私立大学も入れた。今、六大学級の私立大学はこのセンター試験しかやっていないところもある。つまり私立大学は最初の学力の目安のためのセンター試験で学力試験は終わっていて、ただ乗り状態だった。しかし私立大学から『せっかくだから記述式をセンター試験で試したい』と言い出し、文科省がそれを受験者数を増やすために唯々諾々と受入れてきた。
今回、センター試験は50万人受けるが、50万人の記述式回答を2週間以内で採点しなければいけない。こんなこと公平にできるわけがないし、後で必ず文句が出る。また記述式では今までできたマークシートのような自己採点が出来なくなる。
さらには記述式を採点するのに民間委託をするが、これが出来る民間会社は特定の会社しかない。そこに利権が発生する。だからこれはある企業の儲けのために制度改革されていくと思われてもしょうがない。
こんな筋の悪いことを誰が進めてきたのか?むしろ責任追及してもらいたい。
しかし文科省はセンター試験を入試にくっつけたい。入試にくっつけることでお金も取りやすい。また文科省は大学に影響力を強めたい。それは天下りするためである。私立大学が天下り先になっているのはそういうことです。
人にものを教えたことがない文科省役人が大学教授になる。また私立大学はマスコミに叩かれたくないから大手マスコミの天下り先にもなっている。
そういう意味でも萩生田文科相はよく頑張って頂いた。
私立大学には私立なのに助成金(私学助成金)が入って、それがなければ成り立たなくなっている。私学助成金などなくすべきで、それで潰れるとこがあってもやむを得ない。助成金を貰って外国人留学生をたくさん受入れて体裁を保っている大学がいっぱいあるが、おかしいでしょう、こんなの。文科行政の中でもっとも腐敗が進んでいる大学との関係を整理する必要がある」
須田慎一郎:「萩生田さんはウルトラグッドジョブだ。それは大学・文科省・受験業界(ベネッセ)は癒着で利権を貪っている。しかも中教審まで巻込んで入試改革が行われた。これにより年間数百億の利権を構築しようとしていた。
テスト業界も少子化の中、一攫千金であった。前川喜平が官僚時代にやってたのが今回の入試改革。野党はブーメランが来るからまったくこれを追求しない。これは中止だけでなく、なぜこういうことが決められてきたのか、経緯をつまびらかにすべきだ」
(以上、文字起こしここまで)
今回、萩生田文科相が中止した「国・数記述式」と「英語検定民間試験」は年間数百億円の利権のために、「大学入試改革」という美名のもとに行われるところだった。
これに関わっていたのが出会い系に通い詰めていた前川喜平である。
ここには、大学、文科省、受験業界(ベネッセ)、中教審、さらには大学に天下る大手マスコミという腐敗構造があったのだ。
マスコミ報道は「振り回された受験生」ばかり強調して、萩生田文科相をやり玉に挙げていたが、こういう本質は報じない。
また野党も仲間の前川喜平が絡んでいるのでここまで踏み込まない。
助成金で生き残る私立大学は少ない学生の体裁を整えるために外国人留学生ばかりになっているのは大問題である。
ひとりでも多くの国民はこの事実を知っておくべきである。
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Source: 日本人よ誇りを持とう
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